PonoPlayerレビュー

オーディオ

思いの外、ponoに関するアクセスが多く、レビューを待っている方が多いようなので、簡単では有りますが感想を書きたいと思います。比較対象はiPhone6+で、使用ヘッドホンは”AKG 712 PRO“と、”Heir Audio IEM 5.0″です。

・音質
中音~低音の再現度が素晴らしく、iPhone6+と比べると明らかな違いが有ります。
私はメタリカモデルを注文したので、メタリカのハイレゾ音源が入っていたのですが、文句無しに最高でした。ライブ音源や、ロック調の曲との相性は抜群です。iTunesで変換した通常のMP3やAACも、生々しいサウンドで鳴ってくれるので、この点も評価したいと思います。

・本体の操作性
これはiPhoneに軍配が上がります。
はっきり申しますと、ponoの操作性は中華タブレット以下です。タッチパネルの感度が悪く、目的の曲を探している間に別の曲が再生されてしまうケースが多々発生します。無理にタッチパネルを採用せず、昔ながらの十字キーで操作したい欲望に駆られました。

また、付属の革ケースがあまりにもジャストフィットなので、ケースに収めた状態だとイヤホンケーブルが刺さらない点も頂けません。更に、ボリューム0で本体をスリープ状態にし、スリープを解除すると最大ボリュームで再生されるという致命的なバグが存在し、何度か耳を壊しかけたので、これからponoを購入しようという方はご注意下さい。

・転送ソフトの操作性
ASIOやDSDに対応しているので、iTunesより多機能かつ高音質です。
個人的にはiTunesの方が使い慣れているので、iTunesの方が好きですが、特に難しいことはなく、プレイリストも共有出来るので違和感なくiTunesから移行出来ると思います。ただ、プレイリストの文字コードをUTF-8にしないと文字化けを起こすので、この点も注意が必要です。因みに、転送ソフトを使わずにWindowsのエクスプローラからD&D可能です。

・総合評価
iPhoneよりも明らかに高音質なので、多少手間がかかっても良い音で楽しみたいと言う方にはお勧め出来るアイテムだと思います。お世辞にも、現状では万人にお勧め出来るアイテムではありませんが、今後のアップデートでバグフィックスや機能の追加をしていくと思いますので、非常に期待が持てる状態ではあります。

なお、現在バランスケーブルを注文中ですので、バランス出力については後日レビューを行います。

PonoPlayerのバランス出力
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