アトピー性皮膚炎に10年ぶりの新薬

アレルギー

当院でもしばしば来院されるアトピー性皮膚炎の患者さん。鍼灸や漢方薬が大変よく効くことは既にご存知かとは思われますが、西洋医学の方も負けてはいません。満を持して、10年ぶりに新薬の登場です!

期待の新薬、その名も”デュピルマブ”です。

10年ぶりの新薬となったデュピルマブの最たる特徴は、世界で初めて承認された注射剤の抗体医薬という点があげられます。しかも、約70%の患者さんの症状(痒みや腫れ)が改善したと報告があります。

現在、最もスタンダードな治療薬として使われているステロイド(副腎皮質ホルモン)との大きな違いは、ステロイドは良くも悪くも広い面で作用が現れるのに対し、デュピルマブはアトピー性皮膚炎の症状に対してのみ、ピンポイントで作用する特殊性を持っていることです。

デュピルマブは治りにくいアトピー性皮膚炎の根本的な治療薬になる可能性を秘めています。従来の治療法では中々うまくいかない方にとって、大変ありがたい存在になりそうです。無論、鍼灸や漢方薬でのケアも重要ですので、くれぐれもお忘れなく!

 2018年1月19日、アトピー性皮膚炎治療薬デュピルマブ(商品名デュピクセント皮下注300mgシリンジ)の製造販売が承認された。適応は「既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎」、用法用量は「成人に初回600mg、その後は1回300mgを2週間隔で皮下投与」となっている。

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アトピー性皮膚炎に抗体医薬登場
2018年1月19日、アトピー性皮膚炎治療薬デュピルマブ(商品名デュピクセント皮下注300mgシリンジ)の製造販売が承認された。

当院が行っている東洋医学によるアトピー性皮膚炎等の治療

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アレルギー・皮膚
アレルギー(アトピー・花粉症・痒み等) 近代医療ではステロイドや感覚を鈍くする薬品を使用しますが、東洋医学の場合は体質改善に着目し、根本的な治療を目指します。特に、アトピーに対しては漢方のステロイド軟膏(実際にはステロイド成分は含まれており

 

漢方薬の2大軟膏の特徴

紫雲膏と神仙太乙膏
急激に寒くなり外が乾燥しているせいか、紫雲膏(しうんこう)と神仙太乙膏(しんせんたいつこう)の売り上げて伸びています。患者さんから、「どちらが効きますか?」と質問を多く受けますので、この場で簡単にご説明します。
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