厚労省:「漢方」「はり」治療データ蓄積を 研究班が提言、専任担当部署設置も

治療

毎日新聞に下記の様な記事が載りました。
以下、毎日新聞から転載します。

漢方や鍼灸(しんきゅう)の今後のあり方について、厚生労働省の研究班(班長、黒岩祐治・国際医療福祉大教授)が提言をまとめ25日、長妻昭厚労相に提出した。治療効果のデータ収集や人材育成、原料の国内栽培の推進などを提案している。
個別化医療を実現するために、患者の症状や診断、治療結果を収集・蓄積しデータベース化を進めることを提案。また、漢方薬については、現在は8割以上を中国からの輸入に頼っている生薬原料を、25年までに自給率を50%に高めることを目標とする▽休耕地や植物工場を活用した生薬原料の栽培▽漢方の正しい知識の普及--などを提言した。鍼灸については、研修の充実で鍼灸師の専門性を高めることを盛り込んだ。
漢方や鍼灸などの伝統医療は、中国や韓国の主導で国際的なルールづくりの動きが出ている。提言では、日本も専任の担当部署をつくり、政府主導で対応することも求めた。
渡辺賢治・慶応大漢方医学センター長は「中国や韓国は国際会議に国の担当者が来ているのに対して、日本は学会レベルで対応しており限界がある」と話している。
漢方をめぐっては昨年の政府の事業仕分けで、漢方薬を保険診療から外す案が出るなど、専門医の間には危機意識が強い。【下桐実雅子】

毎日新聞

この様に、国内で伝統医療が見直されるのはとても重要な事です。
鍼灸業界は良くも悪くも流派や団体が多すぎるので、これを機に団結し、一丸となって問題に取り組む必要があるのではないかと思います。

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